私は第六世代でメガバクーダを主軸としたダブル構築をほんの少し使って以来ずっとシングルだけだったのだけど、ボックスを見たらテレパシーラルトスがいたという理由でダブルの世界に踏み入れることを決意した。
過去にフォロワー様がポットデス主軸のダブルパを公開しており、面白そうだと思い少し構築を頂戴することに。
■ポットデス・イアリ
性格:ひかえめ
努力値:H4 C252 S252
実数値:136-76-85-204-134-122
調整:
CSぶっぱ残りH(奇数調整を忘れている)
技:シャドーボール サイコキネシス ギガドレイン まもる
持ち物:じゃくてんほけん
今回の主人公。シングルでは先制技や砂嵐、悪タイプ(特にサザンドラやバンギラス)、ミミッキュなど、苦手な相手が多く、選出そのものが厳しかったためボックスで休ませていた。しかし、ダブルで使っているフォロワー様の構築を参考にしたところ目覚ましい活躍を見せることとなった。
やりたいことはただひとつ。くだけるよろい+じゃくてんほけんで相手を蹂躙していく。味方に軽い抜群技を打ってもらい、特性と道具を消費して超強化、ダイマックス技でなぎ倒していく。つまり、うまく決まればからをやぶる+ダイマックス技を1ターンの中で組み込むことができるわけだ。
で、このくだけるよろい+じゃくてんほけん(+ヤタピのみ)の威力なのだけど、とにかく誰でもぶっ飛ばす。どのくらい「誰でもぶっ飛ばす」のかを書いていきたい。
■C+3(じゃくてんほけん+ヤタピのみ)+パワースポット
□H252ニンフィア ダイホロウ(シャドーボール)で壁込確定一発
□H252ダイマバンギラス ダイソウゲン(ギガドレイン)で乱数一発
■C+3(じゃくてんほけん+ヤタピのみ)
□H252バンギラス ダイソウゲン(ギガドレイン)で確定一発
□無振りサザンドラ ダイホロウ(シャドーボール)(※半減)で確定一発
□H252ヌメルゴン ダイホロウ(シャドーボール)で確定一発
□H252オーロンゲ ダイホロウ(シャドーボール)で高乱数一発
■C+2(じゃくてんほけん)
□H252トゲキッス ダイホロウ(シャドーボール)で確定一発
□無振りダイマルカリオ ダイホロウ(シャドーボール)で確定一発
他に…えー…大体ふっ飛ばす。ダイマックスですら一撃で持っていくので、相手がダイマックスを無駄撃ちすることも大変多かった。これをS70+2↑の状態で撃ちまくることができるのだからそりゃ強い。そこに追い風のサポートも入ると手がつけられないことになる。先制技が飛んでくると予想できたならダイサイコでフィールドを展開することもできるわけだ。
ちなみに、元の種族値が高いため、素で殴っても意外と倒せる。例としてダイホロウで無振りのFCロトムくらいならパワースポットなしでも乱数で飛ばせる。
耐久については、特殊ならダイマックスしていれば結構耐える。ジュラルドンクラスのダイアーク(あくのはどう)とかなら耐えて返しのダイホロウで一撃で持っていけたりする。
強いぞポットデス!こんなに強いとは思わなかったぞ!
ちなみにがくのぶんまわすはダイマックスしないとそこそこ食らってしまうので忘れずにダイマックスしよう。
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■インテレオン♂・ルヤンペアシ
性格:おくびょう
努力値:H252 C4 S252
実数値:177-81-85-146-85-189
調整:
HSぶっぱ残りC
技:なみのり れいとうビーム なげつける まもる
持ち物:ヤタピのみ
名前のルヤンペアシはアイヌ語で雨降らしという意味らしい。
名脇役。ヤタピのみをイアリにポイッてするだけで相方が大暴走できる。なみのりはダブルには範囲技が必要なんだろうな^~というなんとなくの感覚で採用したけどねらいうちのほうがいいのでは?という気もする。なげつけたら大抵退場することになるので気にしたことがない。
A個体値が0なので最小ダメージでなげつけることができるのが密かな自慢。
元はCS運用だったけれども、攻撃するより耐えてほしい場面が大変多かったのでH振りに変えてみた。ドラパルトの10万ボルトを耐えるようになったのでえらい。
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■イシヘンジン♂・がく
性格:ようき
努力値:A252 B4 S252
実数値:175-177-156-31-40-134
調整:
ASぶっぱ残りB
技:いわなだれ ぶんまわす まもる ワイドガード
持ち物:きあいのタスキ
イアリの頼れる相棒。相棒…うん、多分相棒。場にいるだけでイアリの火力をサポートすることができる有能な石壁。事実このがく君が出た途端にイアリがダイマバンギラスをワンパンしたこともあるので素晴らしいサポート性能と言えるだろう。なにしろそこにいるだけで相方がデメリットなしの珠を持った状態になる。
場に出たあとはいわなだれで最低限の攻撃ができるのがえらい。イアリのダイホロウのB↓効果とも相性が良い。
特殊耐久がティッシュ1枚分あるかどうかという脆さなのが有名なのでタスキを持っている。
攻撃技が命中90のいわなだれか味方を巻き込むぶんまわすしかないのは変えたほうがいいかもしれない。
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■サーナイト♂・なゆた
性格:おくびょう
努力値:C252 D4 S252
実数値:143-63-85-177-136-145
調整:
CSぶっぱ残りD
技:サイコキネシス マジカルシャイン トリックルーム ふういん
持ち物:せいれいプレート
私がダブルに足を踏み入れることになった元凶…なのだけど、イアリが強すぎて影が薄い。PTの中では相手のS調整を崩す役割を担っている。たとえば、相手が速攻の構成ならトリックルームを張り、逆に相手からトリパの匂いがしたらそれを封印したりといった立ち回りができる。基本的にこちらはSをガンガン振っているので、トリパ崩しを狙うことが多い。サーナイトでトリルふういんは珍しいのだろうか。結構決まったような気がする。
一応最低限の攻撃性能もあるので、イアリが出しにくいときはなゆたがダイマックスを切ることもあった。C振りダイフェアリー強し。
プレートを持っているのは何を持たせたらいいかわからなかったため苦肉の策。
特性テレパシーのラルトスがいたからダブルの構築を考え始めたのに、今のところそれが活躍するのはルヤンペアシのなみのりかギミック以外で使う予定がないがくのぶんまわすのみである。
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■アーマーガア♂・カイザー
性格:ようき
努力値:A252 B4 S252
実数値:173-139-126-56-105-130
調整:
ASぶっぱ残りB
技:ブレイブバード アイアンヘッド おいかぜ まもる
持ち物:メンタルハーブ
追い風要員。なゆたと組むことが多いかもしれない。追い風吹かせればもう誰もイアリを止められない…と思う。先制技やお相手のS操作に気をつけような!!
最初はバンギラスあたりに強い追い風要員がほしくてアーマーガアを採用したような気がするのだけど、岩も悪も等倍じゃん…
持ち物は迷ったあげく挑発対策にメンタルハーブを持たせてみた。エルフーンに挑発を打たれたことがあるので持っててよかったね。
攻撃性能はほしい分は持っていて、ニンフィアやエルフーンなどのフェアリーに対しては強力な一撃を見舞うことができる。
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■ドラパルト♀・サンティ
性格:おくびょう
努力値:C252 D4 S252
実数値:163-140-95-136-96-213
調整:
CSぶっぱ残りD
技:りゅうせいぐん だいもんじ 10まんボルト シャドーボール
持ち物:いのちのたま
ここまで書いてようやく気づいたけどイアリ以外全員性格S補正やんけェ!!
そして申し訳ないことにPTに入れた理由をあまりよく覚えていない。PTで初手のスカーフラゴンに対する打点に欠けると感じたんだと思う…
ドラゴンアローはダブルでは一体ずつ攻撃であまり性能が高くはないような気がしたので特殊型を採用。君は何をしても強いな…そして特性すりぬけなので光の壁を無視することができる。強い。
なんかポットデスが強すぎて他のポケモンは書くことがねえな…
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基本選出はイアリ+ルヤンペアシ。初手でイアリにヤタピのみをなげつけて、C↑+S↑↑+AC↑↑を発動させて、あとは相手のポケモンを一撃で葬る。そのあとはなんやかんやして相手を倒していく。ルヤンペアシは抜き性能があまりないため、可能なら交代することも視野に入れたい。
相手がトリックルームを張ってきそうなときなど、なんらかの理由で初手にイアリ+ルヤンペアシを置けそうにないときは、まずこちらもなゆた+カイザーでS操作を施す。トリックルームを封印し、こちらはおいかぜでSを上げることが基本となるだろう。こちらは耐久無振りなため、特になゆたなんかは一瞬で沈むことになる。そのあとはイアリを投げてダイマックスを使う。
イアリのギミックが使えそうにないときは、なるべくなゆたをダイマックスさせる。CSに振っているので攻撃性能は高い。
最終的にイアリ+がくの並びになるのが理想的。ルヤンペアシのなげつけるが決まったあとにこの並びになるともはやダイマバンギラスですらイアリを止めることは難しく、手がつけられない状態になる。
もちろん最初からこの並びで、がく君にぶんまわすを打ってもらうのもよい。
どうでもいいけどポットデスの攻撃モーション可愛いね。
このPTで最初のうちは連戦連勝を重ね、気づいたら9勝1敗くらいで一気にスーパー級に駆け上がっていった。スーパー級までいくとさすがにダブル特有の立ち回りに翻弄されて勝率が5割以下まで一気に落ちてしまった。こういうのは経験で覚えていくしかないんだろうね。
ただ、私としては諦めていたポットデスの可能性を見出すことができてとても楽しいランクバトルにすることができた。
もうすぐ2月のシーズンも終了ですが、のんびり行きましょう。それでは、ごきげんよう。
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追記(2/25)
このPTでマスターランクまで行けました。
トリパ相手にはS負けてることなんてないんだから追い風いらねーじゃんということに気づき、カイザーのおいかぜとまもるをボディプレスとてっぺきに変えたのが主な変更点。これによってバンドリュを見やすくなった。バンドリュに会ったとは言っていない。
努力値は全く変えていないので初発の威力はまあそこそこだけども、てっぺきを積めば威力が出ること、アイアンヘッドとブレイブバードの威力は健在なことを考えれば強化されたと言えるだろう。
中盤、主にエルフーンとリザードンの並びっていうかエルフーンにズッタズタのギッタギタにされてスーパーボール級から抜け出せなくなっていたけど、対策を考えたあたりからスムーズに勝ち越すことができて、ハイパー級には一瞬しかいないままマスター級に上がれた。
ポットデス構築、ありがとう。次は大好きなマホイップでマスター級を目指します。