まず最初に思ったのが、湿原を張ってパッチラゴンの電撃くちばしで蹂躙したい!というもの。
電撃くちばしは先制すれば威力が倍になる、言わずとしれたぶっ壊れ性能の技。
それを相手の場に湿原を張った状態で連打すれば強いのでは?と思ったのがことの発端。
というわけで、まずは大好きなジュナイパーと、良き相方であるアシレーヌを抜擢。
この2匹で湿原を張っていく。
アシレーヌが真正面を向いてくれなかった。
そしてパッチラゴン。
ここまでは確定。
せっかくジュナイパーとアシレーヌを使うのだからガオガエンも入れたいな~と思い採用。
威嚇が強い環境になるし、いいかんじに相手を妨害してくれそう。
最後に、湿原が張れなくてもだいたい上を取れて、なおかつジュナイパーとアシレーヌが苦手なドラパルトも相手にできそうなバンドリを採用。
いつの時代でも君らは強いな…。
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この組み合わせで30戦ほどしてみたところ、これだと相手の威嚇が痛すぎてうまく動けなかったので改善が必要と感じた。
というわけでガラルフリーザーを採用。
勝ち気が発動し、珠を持っていれば臆病でもASダイランドロスを一撃で屠ることができる。
強い人が使ってるんだから強いに決まってる。
ガオガエンを抜いたことでメタグロスに対する打点が少なくはなるが、元々ガオガエンではメタグロスを倒せない。
ダイスチルとダイアースと弱点保険でバフを積みまくるメタグロス強すぎる…。
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■ジュナイパー♂・ダンブルドア
性格:おくびょう
努力値:C252 S252 D4
実数値:153-100-95-152-121-134
調整:
CSぶっぱ残りD
技:リーフストーム くさのちかい エアスラッシュ シャドーボール
持ち物:こだわりスカーフ
この構築の発端となったポケモン。湿原を展開することに決めたのはこのポケモンを採用したからであり、私の推しのポケモン。
スカーフを持つことでだいたいのポケモンの上を取って湿原を張って、あとは相手のポケモンにデバフを積むもよし、ダイソウゲンで片付けるもよし…のつもりだったのだけど、
スカーフを持ってるのに相手のポケモンより遅いという事態が頻発し、湿原を展開できないこともそこそこあった。
というか種族値上なにもかもが中途半端で、火力も相手を落とせるか不安な程度、耐久も抜群技は耐えない、素早さもスカーフを持ってるのにドラパルトより遅い、特性も有用な場面は少ないなど、とにかく何をしても数字が足りない。
特に火力は特殊がペラッペラなことで有名なカミツルギでさえどうやっても落とせない。救いがない。
しかし、湿原さえ展開できれば他のポケモンが上を取って超火力を叩き込んでくれるし、足りない素早さは湿原、足りない火力は他のポケモンで補うことで「なんだ、ジュナイパーいいじゃん」と思わせてくれた。
他の草御三家との違いは、一致ダイホロウで相手のポケモンのBを下げられること。
ダイマックスしなくても強いパッチラゴン・バンギラス・ドリュウズとは相性が良く、そのあとすぐ退場することになっても十分な仕事をしてくれたことになるという場面が多かった。
どうせ湿原を展開したあとはスカーフは無駄なのでダイマックスを切ってデバフをかけにいくのも悪くないのではと思ったらそのとおりだった。
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■アシレーヌ♂・オルカ
性格:ひかえめ
努力値:H236 C252 S20
実数値:185-83-94-195-136-83
調整:
同族抜けたらいいな~調整
技:ハイパーボイス みずのちかい エナジーボール ムーンフォース
持ち物:とつげきチョッキ
ダンブルドアの相方を担うポケモン。湿原を展開すると遅い素早さを補うことができるし、そもそもCが高いので草&水の誓いでASウーラオスを一撃で屠る程度には強い。
ハイパーボイスは特性のうるおいボイスで水タイプになるだけでダイマックスするとダイアタックになってしまうので気をつけよう。
水タイプに強い水タイプということで、カプ・レヒレやトリトドン、ラグラージなどを相手にできたのがえらかった。
チョッキを持てば耐久も十分で、レジエレキの技ならギリギリ耐えられる。
ハイパーボイスは特性のうるおいボイスで水タイプになるだけでダイマックスするとダイアタックになってしまうので気をつけよう。(2回目)
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■Gフリーザー・アクリオ
性格:おくびょう
努力値:C252 S252 D4
実数値:165-85-105-177-121-161
調整:
CS252 残りD
技:いてつくしせん ぼうふう トリックルーム ふういん
持ち物:いのちのたま
ガオガエンのレシーバーとしてパーティに入ったガラルフリーザーのアクリオ。
主にガオガエンやランドロスといった威嚇でバンドリをなんとかしようとするポケモンの相手をする。威嚇も捨て台詞も怖くない。
ASダイランドロスに先制をもらって一撃で落とせるようにするために臆病CS252@珠を採用。
いや~~~~強い。私は普段準伝説には目もくれないけれど、自分で使うとこんなに強いのかと思った。
威嚇が飛び交う環境に刺さっている。また、トリルが厳しいパーティであるためトリル封印を入れてみたのも吉。ツンデツンデやサマヨール、ブリムオンなどのトリル要員を相手にできる。
これならイエブリに対してバンドリの地震+弱保岩雪崩なんていう暴力的で不安定な対策はしなくてもあっさりと封じ込めてしまえる。
基本的に攻撃技はダイジェット(暴風)で事足りてる印象。アクリオを出すときは湿原を張らなくてもいい。
一応Aまあまあの個体を採用したのだけど、イカサマなんていうちょこざいな技を使ってくるポケモンは今の環境に残れないらしく、まるで見かけなかった。
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■パッチラゴン・ペンドラゴン
性格:ようき
努力値:A252 S252 B4
実数値:165-152-111-90-90-139
調整:
AS252 残りB
技:でんげきくちばし ほのおのキバ ドラゴンクロー つばめがえし
持ち物:こだわりハチマキ
ある意味この構築の主人公。ヒーローは遅れて登場するものである。
基本的に技は電撃くちばししか使わないのでこだわりハチマキ。電気に強い相手はアシレーヌやバンドリで十分。
性格は今の所すなかきではなくはりきりを採用。すなかきだとバンドリとの相性がさらに良くなるので悪くはないと思う。
安心と信頼の火力で、中途半端な耐久ならダイマックスされても一撃。威嚇が入っても、ダイジェットや湿原などで上を取れればダイGファイヤーなんかもあっさり飛ばせたりする。メタグロスやツンデツンデもある程度相手にできる。
湿原を展開できなかったときのために、性格は陽気。アクリオのダイジェットで補強すれば抜ける相手も増える。
ただ、はりきりによる技外しはそういうものなのだと諦めるしかなく、肝心なときしかないダブルにおいて20%を引いて負けましたなんてことも少なくない。
そういうポケモンなのだ…。(すなかき個体ほしい)
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■バンギラス♂・レレイ
性格:いじっぱり
努力値:H252 A180 S76
実数値:207-194-130-95-120-91
調整:
最遅イエッサン+1
残りA
技:いわなだれ うっぷんばらし まもる かわらわり
持ち物:じゃくてんほけん
いつもの子その1。まあ、何しても強い。
数字が足りないこの構築において、アクリオと合わせて貴重な「どう見ても数字が足りているポケモン」なのではなかろうか。
今の環境では威嚇が厄介で、相性では有利なはずのガオガエンが苦手だったりする。他にもランドロスを突破する手段がなかったりもする。
なのでアクリオとの相性は良好といえる。
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■ドリュウズ♀・シャンサン
性格:ようき
努力値:AS252 残りB
実数値:185-187-81-52-85-154
調整:
特になし
技:じしん いわなだれ まもる アイアンヘッド
持ち物:きあいのタスキ
いつもの子その2。相変わらずタスキだからとりあえずドリュウズで活躍してしまうポケモン。
今の環境には威嚇が蔓延していたり自身の数字が足りなかったりで苦戦を強いられているかもしれない。
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こんなかんじの構築で勝ったり負けたりを繰り返して、最終的にマスターに到達。
湿原張ろうとして成功したり失敗したり、フリーザーがデバフを食らうたびになぜかバフを積めたりしてなかなか楽しい構築でした。
それでは、ごきげんよう。アキヒロでした。