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無造作になんでも語っております。なんでも許せる方のみどうぞ。
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セルジオ(忍)

「はは、我が息子ながら大したヤツだ。お前なら必ず上忍になれる」
「当然です。その運命と責任を背負って生まれてきたのですから」



古代、エクサールが女王として小さな国に君臨したとき、女王に仕えるべくして生まれたデスカーン♂。
隠忍として育てられ、将来は上忍の座を約束されていた。
Sergio=従者。

隠忍とは、苦しみを隠し耐え忍ぶという意味。
姿を公に晒し、計略で目的を達成する陽忍に対し、姿を隠しながら活動する陰忍のことで、隠語のようなもの。陰忍がShade Spy、隠忍はPatiencer。(陽忍はActive Spy)
セルジオは隠忍でありながら陽忍の忍術も教えこまれており、仕事の内容によって自分を使い分けていた。変装は手慣れたもの。素顔を知る者は二桁もいない。

生まれてすぐに母親と別離し、同じく隠忍だった父親に忍術のすべてを叩きこまれた。幼い頃から火の中に落とした石を取り出したり、飛び回る羽虫を素手で捕まえたり、父親を超える成長速度を見せた。
父親が陽気で楽天家、セルジオ本人も明るい性格だったが、エクサールに仕えることを本気で意識し始めた頃から感情を殺すことを覚え、最終的には任務の遂行のみにすべてを捧げるほどになった。

20歳になるとき、一度身体から魂を抜き取り、死んだ身体に再び魂を吹き込むという儀式を行うことにより、寿命で死ぬことのない不老長寿の身体を手に入れ、同時に超人的な打たれ強さも得た。そのため普通に攻撃するだけではまず深手を負わない。
肌の青白さはそれが影響している。
いよいよ上忍の座につくと、セルジオではなく忍という名前を名乗り始めた。
上忍になり初めてエクサールと見えると、女王らしからぬ自由な性格に殺したはずの心が動くことになる。エクサールの結界による催眠術も相まって忍は完全に虜となった。
感情のない忍が、敬愛する女王のための奉仕が暗殺であることだけを悔やみ続けた。
唯一エクサールの催眠術にかかっていることを自覚していた人物。

上忍でありながら、部下たちを束ねるだけでなく自らも敵地に進んで切り込んだ。いかに手早く任務を遂行できるかだけを重視していたため、戦闘というよりは殺しに慣れている。生かしたまま苦しめるのは苦手。攻撃する瞬間を見られるのが嫌い。
洞察力があり、人や物の変化に非常に敏感。
切り札をいくつも隠し持っている能鷹な人。いかに最低限の力で相手を殺せるかが忍の思う隠忍としての実力。最終手段の符術を使ったことは実際7000年生きて数えるほどしかない。

古代終期、エクサールが急激にやつれていく姿を見ていた。
だが陰で動く人間としては直接手助けすることはできず、不安そうなエクサールの顔をただ遠くから眺めるだけだった。
「どうかお気を確かに」と繰り返すだけの使用人シンボラーなどより、自分のほうが女王様の望む言葉をかけられる、などとは口が裂けても言えず。
そして何もすることができないまま、エクサールは狂いだし、都市は崩壊した。


城の地下が最も安全であることを知っていた忍は、怪我のひとつもなく生き延びた。
どうせ死ねない身体なのだからと、エクサールを追い詰めたものの正体を探ることを頭の片隅に置きながら隠忍として諜報活動を続けることに。
城の中、ある5人が「レオナードが都市崩壊の主犯だ」という噂をなんの疑いもなく信じ、居場所のわからない本人のかわりに子供を幽閉し嬲り始めたとは知らずに。
2000年間ほとんど進展がないまま、いよいよ諦めようとしたときに出会ったのがガット。

必要以上に心を殺しはしないが、自分の利益に関係ないことに対しては冷たい。
人の好き嫌いはあれど、依頼さえあれば誰にでも忠実。

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